バークレー卿の龍退治:イングランド

イングランドのハンプシャー州ビスターンのバークレー家に伝わるドラゴンの伝説です。


◆龍を倒したバークレー卿は力尽きてしまいました◆

この龍はうろこで覆われ火を吐き、ビスターンの村人たちを恐れさせていました。龍は毎日バーリー山のねぐらから降りてきて、手桶いっぱいの牛乳を要求しました。

しかし、近隣の人々を恐れさせたのは、龍が口にするのは牛乳だけにとどまらず、家畜や人々の肉も求めたことでした。とうとう村人たちは有名な騎士モリス・バークレー卿を雇い、龍を退治することにしました。

バークレー卿は龍の吐く火から身を守るために体中に鳥もちを塗りつけ、硝子の粉をふりかけました。それから二匹の闘犬を連れ、ドラゴン・フィールズ(龍の原)でこの恐ろしい龍に立ち向かいました。

戦いは激しく、犬は命を失い、バークレー卿も龍を倒すことはできましたが、戦場から戻ったときは衰弱しきっていて、戦いを語ることなく力尽きてしまいました。

この偉業についてはビスターン公園に石の形で残されています。建物の入り口の上に龍の姿が彫られており、テラスの両端には勇敢な犬の像が静かにビスターンのお屋敷を守っています。